本日はドイツからの「へんなゲイジュツ」をお送りします。資料提供して下さったのは、現在フランスの地の果て(本人談)に滞在中で、たまにヨーロッパを放浪しているTさん。おいしいネタありがとうございました。
中世犯罪博物館!!
いきなり日本語版パンフレットの表紙がスゴいです。なんてったって発音が「オプデァタウバー」ですから。
中世期のドイツで、掟やきまりに背けば、どういった罰が待ちかまえ、どう制裁が加えられたか、これを見れば一目瞭然!
さあ、順番に見ていきましょう。
まずはマスク。
ふ、ふざけてるのかーっ!!
そのアッカンベーと頭のチョンチョコリンは何!??
説明によると「辱め用マスク:おしゃべりの過ぎる女性用」。なぜか分からないけど女子限定。
上はジョウロそっくり。説明は「辱め用マスク:長い鼻付き」。そ、それは分かるけど、あ、もしかしてピノッキオ=ウソツキ用か?でも鼻と言うより口に見える。
下は絶対イノシシ。なかなか良く出来ている。説明では「豚のように振る舞う男性用」。どうゆう男性でしょうか?
鼻眼鏡ですね。Toy Storyに出てたポテト・ヘッドにちょい似。説明では男性用としか書いていません。いずれにしてもこんなマスクしてる人を見たらお茶吹き出しちゃうことは確実。
下は木馬。でも拷問用みたいに三角でもないし痛そうでもなくて単に子供用の可愛い木馬にしか見えませんが、「怠け者の生徒用」だそうです。家庭用のオモチャの木馬との差はいったいどこに??私が子供だったら乗って遊びたい。
と思ってたら裏にこんな絵が。
ロバのコスプレまでさせてもらっていると言うのに頭うなだれて哀しそうです。
マスクは町なかでこんな感じで被らされてた模様。
当時の人にとっては死ぬほど恥ずかしいことで、しかも素材が素材だけにかなりの重さだったんでしょうが、どうにもデザインがコミカル。左のはまるきり鬼ですね。右のワンコみたいのはちょっとカッコいい。
また鬼が。天狗にも見えます。
左は「汚名の笛:下手な楽師用」。あまり大変そうじゃないけれど子供にまで笑われてかなり情けないです。「下手な絵師用」とか「下手な料理人用」とか「下手なスポーツ選手用」とかもあったんでしょうか?
これは楽しい!パレード状態!でもすごい重そう!
「飲んべえ用の樽:居酒屋に常連の大酒飲みを懲らしめるため」。中世のドイツに生まれずに本当に良かったとほっと胸をなでおろした方もいるのではないでしょうか?
これはなかなかの良いアイディア。「二輪首かせ:2人のいがみ合う女性用」。嫌いなヤツとずっと一緒にいたくないものです。しかしなぜ女性用??
これはもう言わずもがな。既婚女性用。ひどいわ。
February 25, 2006
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6 comments:
ヒネ、久しぶり(^o^)丿
ローテンブルグ犯罪博物館には、3回も行ったことがあります。
しかも、まだ小さかったケンちゃんカンちゃんを連れて・・・。
子供は、残酷なものが大好きなので、ずいぶん長いこと観覧し続けていました。
ええええ〜〜〜!?3回もぉぉぉ〜?いいなぁ〜〜。
そういやドイツっちゅうたらアキヨだったわね。
パンフレットに出てたのは結構笑っちゃうものばかりだったけど、
現場には残酷な拷問道具もいっぱい展示してあるんだろうねぇ。
「針の椅子」座った?(笑)
そうとう残酷なものなんだろうけど、現実離れしすぎで、おかしくなっちゃうのばかりです。
ホントに使ったの?と、いくら想像力を働かせても、映画のシーンのようにしか思えない。
針の椅子も、見たよ。座ってないが・・・。
針の椅子、わざわざ肘掛けにまで針を敷き詰めててスッッッゴイ痛そうだったでしょ?
今度アキヨにあった時にぜひ「オプデァタウバー」の発音をしてもらいたいです(地名か??)。
あ、今日は書けるみたい。
「タウバー川のほとりの」とわざわざ街の名についてるわりに探さなきゃ見られないほどの小川でしたよ、タウバーは。私が中世ローテンブルグで学校に行ってたら毎日ロバに乗れたでしょうに。そんなおいしいことはなくて退学かしら。
akiyoさん、こんにちは。
旅行中ドイツの人が「あ、そう」というのを聞くたび一瞬「この人日本語わかるのか?」と思ってしまいました。
「あ、そう」と「なぬっ?」以外のドイツ語もぜひ教えてください。
たもっちさん、「Aチーム」のミスターTかと思った(笑)。
コメントやっと書けて良かったわ。どうもブラウザがエクスプローラーの場合はコメント書けないらしいと言うことが判明しました。
「あ、そう」は聞いたことあるある!「なぬ?」もあったんですね。どうゆう意味だろ??
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