前回のエントリを書いたあと、山ちゃんが、何かの役に立てばといくつか引越被害者のサイトや掲示板を教えてくれた。
「自分たちだけがなぜこんな目にぃぃぃ〜〜・・・」と思いきや、世の中にはもっともっと悲惨な目に遭ってる人が沢山いてホントーに驚いてしまった。
私たちが使ったTRANSIT USA, INC./US-1 VAN LINESで検索すると出てくる出てくるクレームの数々!ブルックリンだけでなく、いろんな州に支店があるらしい。何度もライセンスなくしてるらしいし(そりゃそうだ!)、社名変えたりしてるらしい。
春くらいに私たちもいくつかの引越屋に見積もりに来てもらって、この引越屋に決めるかどうか迷ってた時に、一応グーグルしてチェックしたんだが、たまたま見つけたサイトではクレーム2件だけで大した内容じゃなかったからここに決めてしまったんだが。ああああ〜、こういうブラックリストサイトを先に知っていたならばっ!私のバカバカバカ!
で、どんな被害内容かというと、とにかく「1週間くらいで配達できると言っておきながら1ヶ月かかる」というのはどうもお約束みたいです。
そのつもりで引越先や持ち物の準備して、いざ引っ越したけど荷物が来なくて、買わなくていいものを買うはめになった人も多い。
小さい赤ちゃんがいる人とか子供服、オモチャ、ベビーベッドが来なくて相当困ったらしい。このカップルは下手するとこのまま荷物をなくされるかもしれないと思い、12日後に倉庫から自分たちの引越荷物を奪還して、別の引越屋に頼み直したということだ。ちなみにその倉庫ではひっきりなしにお客さんからクレームの電話がかかってたらしい(こわ〜〜)。
私たちも中古PC(ほとんどはダンナの仕事用)や、最低限の鍋釜・食器、服、タオル、ブランケット、電動工具、中古電話(壊れてたよ!)なんかを買わなくてはならなくなったし、ダイニングテーブルが来なかったから、代わりにダンナの仕事机を持ってきてご飯食べてた。なのでダンナの机はちょっと前まで「ゴミ箱2個+納戸のドア」だった(笑)。
ちなみに私の机は売り払ってきたのに最近まで買ってなかったのでPC使う時は床に枕を敷いて座ってた。
アイロンも荷物の中だったから、数少ない手持ちのスカートの半分はしわしわで着られなかったしなぁ(いまだアイロンしてないけど・笑)。
「段ボール箱や家具がなくなってたり、壊されていた」というのもよくあることのようだ。でも、それに対していくらクレーム付けようが会社側はバックレて返事をしないってのも普通のようだ。
別の州に引っ越したある人は、デリバリーのヤツに階段上るなら$500のエクストラチャージ要求されたらしい。ボックスのいくつかは水浸しになってたんで、必要な書類全部そろえて写真も添えて送付&電話のクレームを3回繰り返したけど、なぁ〜〜〜んにもしてくれなくて、半年後くらいにやっとダメージ代$500(請求したのは$10,000分なのに)送ってきたけど「ダメージしたものをすべてフェデックスで会社に送ってください。送料はすべてあなた持ちで」という手紙付きだったとな。
あと、$1300のでっかいTVだけ紛失(=盗難)した人もいた。TV台とリモコンはあるのに!
でも、心底気の毒だったのは、71歳のお母さんの引越荷物を、自分の住む別の州へと引越の手配した人の投稿。
最初はローカルの引越屋に頼んで、そこがUS-1 VAN LINESに仕事を引き渡したようだ。
この人は遠くに住んでるためピックアップ当日立ちあえなくて、この71歳のおばあさん一人だったらしい。それにかこつけてか、当日トラックに積む段になって実際の見積もりより$900も多く払わせられたらしい!よく分かってないおばあさんにあちこちサインさせて。
例によって10〜15日で届くと言っておきながらもちろん来ないので、発送担当者に電話したらまだ倉庫にあると。しかも「30日間は自分とこで保管できるという契約書にサインしてあるんだ」と大変失礼な態度で。
さらにその2週間後、やっと倉庫から荷物は出た、ということだったのでドライバーに連絡をとっても「今、書類のことで問題が」とか「事故に遭った」(実際調べたらその区間でこの会社のトラックの事故の報告はなかったので、もちろんウソ)とか言って埒があかない。
その後も電話し続けたけど、ある日突然電話が全く繋がらなくなって、ウェブサイトまでなくなってしまったらしい。
ピックアップから1ヶ月半後にやっと届いた荷物はすごいダメージで、テーブルも椅子もロッキングチェアもアームチェアもバラバラに壊れていたらしい。おばあさんはショックでその場で泣いてしまったらしい。
さらに悲しいことに、彼女はその1週間後に心臓発作で亡くなったということです・・・・・。
別に引越屋に殺された訳ではないけれど、1ヶ月半不便な生活を強いられて、歳からいっておそらく長年大事に使っていたであろう家具を壊されたショックは相当なものだったんじゃないかと思う・・・。
ブラックリストにあがってる引越屋一覧を見ると、別に私たちが使った会社だけでなく、アメリカ広いんでリストが長い長い。ブルックリン多いよ(笑)。
別の名前20個くらい持ってる会社もあったし(それって・・・)。
トラックと力持ちの人間とドライバーがいれば出来てしまうような商売なので、結構簡単に会社作ってヤクザなことやってるところが多いのかもしれない。
あと、引越と言っても市内とか州内だとそんなに被害はないような気がする。
私たちはMac1台なくされた(いや、盗まれた、だ)けど、とりあえず家具壊されたり(たぶん)、箱なくされたり(たぶん。まだ3分の2以上開けてないから確かではないけど、とりあえず最重要なものはあった)してないし、すごいイヤな目には遭ってるけどエクストラチャージも取られなかったから、まあ、これでもマシな方だったのかも、と、こういったウェブサイトを見て思ったのでした。
あと、普段必要と思ってるものでも、なきゃないで何とかなるものが多い、ということが分かった。「慣れる」ものだ。食器とか、多少不便でも大皿小皿にボウルとグラスとマグが一人各1あれば実は足りてしまう。私なんて特にいらないモノ持ち過ぎ。「へんな芸術」グッズとか(笑)。
みなさん、ともかく引越には本当に気をつけてくださいね!
次回はうちの近所の「へんな芸術」アップしたいです。水玉もようの家とか(マジで)。
August 23, 2006
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2 comments:
いや〜〜…しかし、こうたくさんあるとどこかでぶち当たっちゃうことは避けられないような気がするなー。
どんどん新しい名前も作るんだろうし…。
この業種ほんとに無法地帯みたいですね。
誰か何とかしろ〜〜!
ホントだよね〜〜。
見積もりしてもらったうちの2社は、たぶん大手だったんだけど、値段は倍だったんだよ。どっちを取るかだね。運もあるしね〜。
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